イルカの死に思ったこと

水族館は楽しい。

先月リニューアルなった上越水族博物館に、これまで都合5回行った。連れ立って行った皆さんは、総じて満足している様子だ、良かった。

しかし残念なことがあった。イルカが一頭死んでしまったのだ。前日まで元気に泳いでいたという。かわいそうなことをした。

シロウトが口を挟む事ではないかもしれないが、開館以来、連日フル回転でショーを続けてきたストレスだったのではないか。

イルカプールは、飼育槽と演技をする槽に二分されている。そのせいか狭く感じる。あれでイルカはのびのび生きられるのだろうか。ひと掻きふた掻きするとすぐに壁にあたりそうだ。

確か途中で設計変更があった。国際的な約束で、野生のイルカを捕まえて供給することができなくなり、水族館内で繁殖させる必要に迫られた、そこで飼育槽を広げたと記憶している。

それは悪いことではないが、そのせいで窮屈になったとしたら、イルカには迷惑な話だ。その設計変更を了承した我市議会にも責任の一端はある。

水族館は楽しい。

しかしイルカをはじめ、動物、魚たちには、私たちを楽しませてくれている分、出来るだけ楽に、幸せに生きて欲しいと思う。連日てんてこ舞いの水族館スタッフの皆さんには酷だが、一層の努力をお願いしたい。

背景にバレている電柱問題より、生き物たちの命の方が、言うまでもなく重い。

瞼閉じ遠き夏見るイルカかな

切り取られし海を漂ふ水母かな

季節なき水牢のちぬ我を見る

跳べ夏の海へ囚われのイルカよ